離婚の解決実績
名古屋市30代女性【勝手に離婚届を出されたが、離婚無効確認訴訟で無効となり慰謝料も獲得した事例】
名古屋市・30代・女性・無職
ご相談前の状況
依頼者様は相手方から白紙の離婚届を渡された際、その氏名欄と住所欄を自分で記入しましたが、署名捺印はせず、その時点で離婚の決意はしていませんでした。
ところが、相手方がその離婚届に無断で依頼者様名義の署名捺印をしたうえ、依頼者様の知らない間に提出し、受理されてしまったという経緯です。
ご依頼前に依頼者様がご自身で離婚無効確認の調停を申し立てましたが、不成立で終わっていました。
当事務所での手続きの結果
このような場合、離婚成立の結果を覆すためには、裁判所での手続が必要です。たとえ相手方が勝手に提出した事実を認めていても、いったん受理されてしまった離婚届は簡単に撤回できません。離婚無効確認の調停を申し立て、無効である旨合意するか、離婚無効確認訴訟で勝訴判決を取る必要があります。
本件では、すでに調停が不成立となっていたので、訴訟を提起し、無断提出の事実と離婚の無効を主張しました。加えて、勝手に離婚届を提出されたことで被った精神的苦痛についての慰謝料も請求しました。
その結果、
・離婚は無効
・損害賠償110万円(慰謝料100万円+弁護士費用10万円)
との勝訴判決を獲得しました。
解決までの流れ
ご相談・ご依頼 【5月中旬】
訴訟提起 【7月中旬】
第1回口頭弁論 【10月上旬】
第2回口頭弁論 【10月下旬】
判決言渡し 【12月上旬】
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