次のようなことに注意してください。
①自分の主張や希望する解決方法と矛盾する行動をしない
②調停の進行に非協力的な態度を取らない
③相手に対して不当な行為をしない
1.自分の主張や希望する解決方法と矛盾する行動をしない
たとえば次のような行動です。
- 離婚したくないと主張しているのに離婚を前提とする条件を提示する
- 離婚したくないと主張する一方で、一緒に住めないと主張する
このようにご自身のご希望と矛盾する主張は、不利な結果につながる可能性が高いです。
2.調停の進行に非協力的な態度を取らない
調停では、自分の言い分をを落ち着いて誠実に伝えることが大切です。調停委員に味方になってもらうことができれば、調停委員から相手を説得するなど合意の成立に向けて尽力してもらえることも期待できます。
そのため、たとえば次のような態度を取らないように気を付けるべきです。
- 調停委員に暴言を吐く
- 調停委員に対する反感を態度に出す
- 感情的になって調停委員の話に耳を貸さない
3.相手に対して不当な行為をしない
調停で有利な結果を得ようとして相手を同意させたいあまり、次のような行動に出てはいけません。
- 暴行や脅迫を行う
- 執拗につきまとう
こうした行動で相手を従わせたとしても、相当な合意とは認められず不成立になる可能性があります。暴行脅迫やストーカー行為について別途犯罪が成立しうることはいうまでもありません。
また、相手に直接連絡することも一般的に控えるべきです。なぜならば、直接の話し合いが難しいからこそ調停をしているのであり、連絡を受けた方にとっては不当な圧力と受け取られかねないからです。
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