離婚の解決実績
春日井市20代女性【有責配偶者だが慰謝料なしで調停離婚し、親権や養育費も獲得した事例】
春日井市・20代・女性・パート
ご相談前の状況
依頼者様は職場の男性と不貞があったことを夫に知られ、子供を連れて別居を開始しました。夫からは高額の慰謝料請求をされ、ご相談にいらっしゃいました。
子供については、夫側が親権も主張し、養育費の支払いも逆に請求されている状況でした。
当事務所での手続きの結果
依頼者様は不貞を行ったことで離婚の原因を作ってしまっており、このような立場を有責配偶者といいます。有責配偶者は一般的に慰謝料の支払い義務を負い、自らは離婚を請求しても認められにくいなどの不利な立場となります。しかし、養育費に関しては子供のためであり、有責かどうかに関係なく収入に応じて請求する権利があります。婚姻費用に関しても、子供の生活費部分については同様に考えられています。
慰謝料に関し、本件では、夫側がすでに不貞相手に対しても慰謝料を請求し、数百万円を受け取っているという事情がありました。不貞は共同不法行為といい、一つの損害に対して二人が賠償責任を負います。どちらか一方の慰謝料支払いにより損害が十分に賠償されたとみられる場合、他方は重ねて慰謝料を支払う必要はありません。当事務所の弁護士はそのような主張を行い、慰謝料の支払い義務を争いました。
その結果、
・慰謝料はなし
・親権は依頼者様が取得する
・養育費は月2万円とする(算定表通り)
・離婚成立までの婚姻費用を一括で支払う
との内容で離婚調停が成立しました。
解決までの流れ
ご相談・ご依頼 【4月上旬】
夫側より離婚調停申立て 【4月下旬】
調停離婚成立 【10月中旬】
ご利用にあたっての注意事項
● 守秘義務および個人情報保護のため、実際の解決実績を基に、依頼者様および事件を識別できないよう編集を加え、掲載しております。
● 記載内容には正確を期しておりますが、執筆日以降の法改正等により内容に誤りが生じる場合もございます。当事務所は、本記事の内容の正確性についていかなる保証をもいたしません。万一、本記事のご利用により閲覧者様または第三者に損害が発生した場合においても、当事務所は一切の責任を負いません。
● 本記事の著作権は当事務所に帰属します。テキスト・画像を問わず、SNS等への本記事の無断転載・引用を禁止します。また、本記事の商用利用および訴訟等へ提出する証拠としての利用を禁止します。
● 当事務所は、本記事を予告なしに変更または削除する場合があります。
● 本記事の内容に関するお問い合わせやご質問には応じられません。